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プチ田舎暮らしでのびのび働こう

最近、働き方の形態が変化してきている。在宅勤務を認める企業が徐々に増え、ICTを活用したテレワークなどによって、サラリーマンでも時間や場所に縛られない柔軟な働き方が選べるようになってきた。
とはいえ、在宅勤務についてはいまだに賛否両論があり、数年前は積極的に従業員に在宅勤務を奨めていた企業が、最近は様子見に転じるケースもある。そのあたりの是非は置いておき、今回は在宅勤務におすすめの、都心から少し離れて暮らすプチ田舎暮らしについて紹介したい。

都心の近くにも海もあれば山もある


じつは筆者も、会社勤めを辞めてフリーランスになったことがきっかけで長らく住んだ都内での生活を離れ、都心から少し離れた海に近い住宅地に移り住んだ。都内では少しでも通勤の負担を減らそうと、主要ターミナル駅から歩いても帰って来られるような場所に住んでいたので、かなり便利な生活を送っていた。
しかし、ライターという仕事は基本的に、パソコン1台でどこにいても行うことができる。会社勤めを辞めてしまうと、打ち合わせや取材でときどき外出することもあるが、ほとんど自宅に閉じこもって仕事をすることになった。そのうちに、どうせ家で仕事をするならば、同じ家賃でもっと広い住居に住みたいと考えるようになったのだ。

単に広い住居に住むだけなら、思い切って首都圏を離れた方が選択肢は多い。首都圏の地図を眺めてみると、都心から電車で1時間半から2時間くらい離れるだけで、海もあれば山もある。さすがに毎日通勤するのは辛いと思ったが、ときどき都心に出てくるだけなら無理はない範囲だろう。

海の近くで仕事をするメリット


転居した住居は、都心から電車で1時間半、バスで20分くらいの場所だが、海まで歩いて行ける場所にある。転居による一番の変化は、仕事の集中力が高まったこと。都内に住んでいた頃は、自宅に閉じこもって仕事をしているとだんだん外に出かけたくなって、気分転換にコワーキングスペースやカフェなどで仕事をすることが多かった。しかしそうなると結局お金がかかってしまうし、移動時間が無駄だったりもする。

今は、家にいながら海からの潮風を感じてリゾート気分で仕事をしているが、都会暮らしのように閉塞感がないため、ずっと家に閉じこもっていても外に出て気分転換をしたいと思うことがない。ただ、一旦ふらっと海を見に行ったりすると、もう家に戻って仕事を再開しようと思う気持ちがなくなってしまう。そのため、仕事をする日は家で集中をし、息抜きすると決めた日はまったく仕事をしないという、メリハリがきいた生活を送るようになった。


仕事と生活の場が区切れないフリーランスや在宅勤務者にとって、このように生活にメリハリをつけることは結構難しい。しかし、プチ田舎暮らしの一番のメリットはオンとオフがきっちりと切り換えられることだ。在宅勤務をするならば、思い切り気分転換ができそうな場所に住むことをおすすめする。最近は神奈川県や千葉県などの首都圏でも、海の近くへの移住を支援する自治体もある。

一方、プチ田舎暮らしのデメリットはなにかと聞かれると、仕事で都内に出かける際の交通費くらいだ。フリーランスであれば自分で負担するほかないが、在職中ならば会社が負担してくれるので問題はないだろう。

これまでは通勤のリスクを考慮すると、田舎への移住は定年退職後の目標にするほかないケースが多かった。しかし今後、在宅勤務という働き方が普及することで、仕事をしながら田舎暮らしの夢を叶える人がもっと増えてくるかもしれない。

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